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zoom RSS 映画 『追想』 ロマノフ王朝の皇女アナスタシアの生存を巡る歴史ロマン

<<   作成日時 : 2018/06/13 15:07   >>

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画像

公開   1956年

配給   アメリカ
 
監督   アナトール・リトヴァク

アカデミー賞 主演女優賞受賞

ゴールデングローブ賞 主演女優賞受賞


1917年 ロシア革命により

ロマノフ王朝が倒された

一部の貴族は逃れたが

皇帝一家は監禁され

1918年に処刑された

ほどなくして

生き延びた家族がいると

ささやかれ

そのうわさは年ごとに

大きくなっていった

そこにある女性が現れた

亡き皇帝の末娘

アナスタシア皇女と

言われた女性だ

今も生きていればー

この物語の真実を知るのは

彼女だけである


1928年 パリ

ロシア正教の復活祭の日。

パリ在住の策謀家として知られるロシア帝国の元将軍ボーニン

(ユル・ブリンナー)を首謀者とする

チェルノフ(エイキム・タミロフ)ら4人の白系ロシア人は、

ロシア革命のとき独り逃れたという大公女アナスタシアが

生存していると宣伝、

彼女を敵から救出する名目で旧貴族から資金を集め出した。


そんなさなか生存が噂される皇女アナスタシアと思しき

記憶喪失の女性アンナ・コレフ(イングリッド・バーグマン)を見かけて

ボーニンは声をかけたが、

アンナはボーニンたちから逃げるように離れ、

セーヌ河に身を投げようとしたのを助けたのだった。


それからは、彼らは彼女に各種レッスンを施して

「本物」らしく仕立て上げ、

皇帝ニコライ2世が4人の娘のためにイングランド銀行に預金した

1000万ポンドのロマノフ王朝の遺産に目をつけ、

横取りしようと考えていた。


アンナは始めは拒絶するものの、

どことなく皇女としての記憶もうっすらとあり、

悲惨な列車事故も経験し、記憶を失っていたので、

自分自身の「存在」を確かめるべく、

ボーニンの言うままに、皇女としての特訓を受けることになる。

はじめはぎこちなかったアンナも次第に皇女としての品格や言葉遣い

そして記憶を取り戻し始め、

周囲の旧ロシア貴族たちも、

彼女が次第に本物のアナスタシアであると信じ始める。

それはやがて厳しく彼女を特訓するボーニン本人すらも魅了するほど

美しく、艶やかに変貌を遂げるようになるのだった。


しかし、いつまでたっても賛否両論は消えないことに焦りを感じ、

最後の切り札として

デンマークで甥のポール王子(イヴァン・デニ)と余生を過ごす

アナスタシアの祖母・皇太后(ヘレン・ヘイズ)と対面させようとする。

ポール公は革命前、アナスタシアと許婚であった。


だがボーニンの試みは失敗、

そこで彼は皇太后の侍女を買収して

劇場でポール公とアンナの対面を計った。

これは成功し、

ポール公も信じはしなかったがアンナの美しさに打たれた。

ところが翌晩、ポール公に再び会ったアンナは、

自分を偽物のアナスタシアでなく唯の女として扱って欲しいと打ち明けた。


一方、ボーニンも、ポール公に自分の欲しいのは

アナスタシアの金だけだと明けすけに話した。

経済力の足りぬポール公は、この話に乗り、

皇太后とアンナの対面に手を貸す。


はじめは少女時代のことなどを聞かれたりしたが、

結局アナスタシアであることを認めなかった皇太后だが、

アンナが時々する妙な咳に気づき、昔のアナスタシアの面影を見出し、

彼女を正式に自分の孫娘である皇女アナスタシアだと認め、

抱きしめるのだった。


故郷と家族と財産を一挙に失った皇太后が、

孤独な日々を送っており、

だれも信じなかったからだったのですが、

アナスタシアの存在で、

皇太后もはじめて心の安らぎを得られるようになるのだった。


資産目当てでボーニンに協力するポール王子とアンナの

数週間後の婚約発表も決まったが、

ボーニンのアンナへの想いも「本物」になってしまい、

二人が愛し合うという誤算が生じる。


しかしすべてを諦めたボーニンは想いを秘めて皇太后に暇乞いに行った。

ところが皇太后は、ボーニンの心中を鋭いカンで悟り、2人を結ぶ労をとる。


そして婚約発表当日。

アナスタシア皇女婚約披露の場にボーニンとアンナの姿は無かった。

孫娘が行方不明になった理由を説明する必要に迫られた皇太后は

「芝居は終わった」と高らかに宣言することに・・・・・


イングリッド・バーグマンは私の最も好きな女優さんです。

ハリウッドから遠ざかっていましたが7年ぶりに復帰、

その端麗な容姿だけでなく、

名優としての貫禄も見せつけた記念すべき作品で

2度目のアカデミー賞主演女優賞を受けました。


記憶をうしなったアンナの絶望から、

皇太后に対面するまでの「自己存在」を確認する過程に

深い感銘を受けました。

互いに想像を絶する悲劇に遭遇し、

過去を失い、家族を失った者同士が味わった孤独と、

対面したときの喜びが胸に押し寄せてきて、

感動がジーンとこみ上げてきました。

この作品は昔の映画ですが、

たくさんの方に見ていただきたいお勧め作品です。






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